
JR東海道本線と身延線が交わる富士駅北口のペデストリアンデッキ上にある、2体1セットの銅像です。左側の座っている女性の像に「黎明」と、右側の立って手を差し伸べている男性の像に「飛躍」とそれぞれ名づけられています。・・・正直これだけでは何が「黎明」で、何が「飛躍」なのかわからないですね。一応それぞれの土台の裏側には以下の画像のとおり、文字が彫られていました。

左側の「黎明」には「夢とロマンにつつまれた市民文化の夜明け」と彫られています。「夜明け」だから「黎明」なのでしょうか。正直私は富士市にあまり詳しくないのですが、何か文化的なものがあるんでしょうか?富士山でしょうか?・・・これは「これからの富士市の文化振興に期待してくれ!」ということなのでしょう!たぶん!
一方右側の「飛躍」には「限りない産業文化都市の飛躍発展を」と彫られています。こちらにも文化の文字がありますが、それに加えて産業の文字があります。産業をという面で富士市を捉えると、小学校のときの地図帳とかを見るとわかりやすいと思いますが、紙・パルプ産業が盛んと言えます。新幹線から車窓を眺めますと製紙工場がたくさん見られますし、貨物列車も多く発着しています。かつて(と言っても半年くらい前の話ですが)は有蓋貨物のワムが工場の引込み線までトコトコ運ばれていましたが、現在はコンテナ輸送に切り替わり、貨物ターミナルからトラック輸送となりました。それに伴いワムによる貨物輸送は全廃となったわけですが、こういうのは「文化」にならないんでしょうかねぇ。
まあまあ、こういう一見しただけでは何なのかよくわからないところも、駅前モニュメントの魅力の一つだと(私は勝手に)思っています。
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- 2012/09/20(木) 21:37:55|
- 駅前モニュメント
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