今回は秋田県にかほ市の、JR羽越本線金浦駅前のモニュメントを紹介します。金浦と書いて”このうら”と読みますが、ここは平成の大合併以前は金浦町という独立した地方自治体でした。現在この金浦駅には図書館が同居しており、訪問時は日中ということもあって、駅の利用者よりも図書館の利用者が多くここを訪れていました。

そんな金浦駅北側の駐車場の入り口には、2体のペンギンの像が設置されています。入り口を鋏むように設置されていますが、どちらも駅舎の方向を向いております(なんというか上の画像、吹き出しとかつけたら誰か台詞を入れてくれそうな感じがするのは私だけ?)。

ペンギン像は線路側と道路側でデザインが異なっており、線路側は首周りが白く、道路側は首周りがオレンジ色になっております。顔つきは似ているけれども、違う種類なのかしら?
ちなみにこの駅にペンギン像が設置されている理由は、金浦という場所が日本人で初めて南極に降り立った南極探検家・白瀬矗(しらせ のぶ)の出身地であり、
白瀬南極探検隊記念館が設置されているからでしょう。白瀬矗は江戸末期に生まれ、1912年(明治45年)に南極大陸に上陸した人物で、探検家のロアール・アムンセン(人類で始めて南極点に到達)などと競って南極点到達を目指していました。残念ながら南極点到達はできなかったようですが、南極の棚氷の場所を「大和雪原」と名づけたことがきっかけで、その場所は現在「白瀬海岸」と命名されているとのこと。他にもいろいろと関連のある南極の地名がいくつかあるようです。
記念館は駅から22分歩けば着く場所にあり、駅からバスも利用できるようなので、興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
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- 2015/06/12(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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