今回は東京都世田谷区の、京王線千歳烏山駅前のモニュメントを紹介します。というものの、今回紹介するのは駅前にある烏山区民センター前の広場にあるモニュメントなので、駅前というよりも公共施設内のモニュメントという位置づけの方が適切かもしれません(まぁ、そんなこと私は気にせず”駅前モニュメント”扱いしますけどね♪)。

まず紹介するのは、花束を持っている女性の銅像です。駅前にありがちな裸婦像ではなく、服を着ている普通の姿の女性を表現したものになっています。タイトルは、花の咲く頃(初春から初夏)の吹く風という意味の「花信風(かしんふう)」となっています。作者は彫刻家の田畑一作氏であり、1983年(昭和58年)に設置されたもののようです。なお、田畑氏は晩年世田谷区に居を構えていた、所謂この地の”ゆかりの人物”であり、世田谷区の
文化人記録映画でも紹介されているほどの人物なのだそうです。

さらにここの区民センターの脇(駅前通り沿い)には、「世田谷区立烏山小学校跡」と刻まれた石碑が設置されています。「学校がありました」ということを示すこの手の石碑は、世田谷区の隣の市である狛江市の
小田急小田原線狛江駅前にもありましたね。ちなみにこの小学校は1964年(昭和39年)までここにあったようですが、流石に駅前のにぎやかなところに小学校があるというのは環境が悪く、千歳烏山-仙川の中間地点あたりの給田一丁目に移転したとのこと。まー、人通りの多いところに小学校があると、通学時に問題が起きそうだというのは誰でもわかりますからねぇ。今の時代だったらモンペとかがギャーギャー言っていたかもしれませんね。
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- 2015/06/26(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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