
今回は”リゾートホテルの会社がやってる鉄道”こと紀州鉄道線が乗り入れる、和歌山県御坊市のJR紀勢本線御坊駅前のモニュメントを紹介します。

ここの駅前には上の画像のモニュメント(時計台?)が設置されています。なんというか、触手系のようにも見えますし、時計が球でついちゃっているので、マンガ『寄生獣』に出てくるやつに似ている気もします(このマンガ読んだこと無いけど・・・)。

ここにはタイトルと説明の記述が有り、それによれば名前は「明日へ」であり、作者は
株式会社クリエイティブフォーラムの代表取締役であった、ヴィジュアルデザイナーの岩井珠恵氏とのこと。同社ホームページの作品リストにも、このモニュメントの記載がありました。
ちなみにこのモニュメントのモデルは、この地で伝説となっている”宮子姫”の黒髪を表現しているのだそうです。説明によれば「宮子姫は御坊(藤田町吉田)九海士の里に誕生され、その美しい黒髪が縁となり、時の帝 文武天皇の妃(婦人)に迎えられ、聖武天皇の生母となられた。民間初の妃となられた宮子姫を、この地の人々はその故事にちなみ、「かみなが姫」と親しくお呼びし、こん日も御坊の誇りとしている」とのこと。一応現在の歴史認識では文武天皇の妃および聖武天皇の生母は、藤原不比等の娘である藤原宮子ということになっていますが、この宮子は不比等の養女であり、出自はこの伝説の通りかもしれないという歴史認識もあり、事実はまだ判明していないようです。今でこそ民間の皇后は普通に見られますが、当時は皇族は同じ皇族か貴族の娘としか結婚できなかったようなので、意外と本当のことかもしれないですね。
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- 2015/07/10(金) 18:45:06|
- 駅前モニュメント
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