以前近鉄内部線だった
内部駅前のモニュメントを紹介しましたが、内部線が”四日市あすなろう鉄道”へ移管してしまい、近鉄の駅の記事がなくなってしまいました。ということで今回は内部線の起点でもあった近鉄名古屋線・湯の山線の近鉄四日市駅前のモニュメントを紹介します。ちなみに内部線の駅は”あすなろう四日市駅”に改名しており、今でもこの駅の隅っこの方で営業しています。

まずはガタイのいい男性の像で、タイトルは「躍進」です。ちょっと劣化していてわかりにくいのですが、頭には帽子を被っており、右腕のところに縄かタオルかなにかを引っ掛けています。ちなみに裏には説明書きがあったのですが、「此の青年像は躍進する四日市の将来を象徴し産業●全を祈念するものである」と書いており、一文字だけ判読することができませんでした。しかし、像のタイトルの右上のところに、安全第一の看板や作業着などで見られる緑十字のマークがついているので、”産業安全”なのかなと捉えています。設置年は記述されていませんでしたが、結構古そうなので、まだ四日市が工業都市に発展する途中であった高度経済成長期にでも設置されたのでしょうかね。

続いては四日市市の地場産業である焼き物の”萬古焼(ばんこやき)”で作られた壁画のモニュメントです。萬古焼(万古焼)は急須や土鍋などでよく見られる焼き物であり、土鍋の国内シェアは7~8割ほどあるそうです。今回の萬古焼の壁画は3つ並べて設置されており、右から「工業都市の港(四日市コンビナート?)の風景」、「ろくろを回している陶芸家」、「ろくろ首」をデザインしています。一番左だけ四日市と直接関係無いような気がしますが・・・ろくろで陶器を作るからという駄洒落ですかね。ちなみにろくろ首の”ろくろ”の語源は諸説あり、陶芸のろくろではないというものもあるようです。
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- 2015/07/12(日) 16:00:00|
- 駅前モニュメント
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