さて、今度は350回を目指してがんばりませう。今回は東武東上線の北池袋駅のネタを取り上げたいと思います。北池袋駅は池袋駅の一つとなりで、この辺りでは埼京線(赤羽線)の線路とまだ併走しています。池袋まで歩いていける距離ということもあるため、利用者は少なく23区内ながら閑散としており、駅に通ずる道も路地のような細道のままです。

ここの駅前には線路を跨ぐ地下通路の入り口があるのですが、そこと駅舎の間のちょっとした植え込みのところに「北池袋驛開設記念碑」と題された石碑が設置されています。この石碑の文字を書いたのは、当時の東武鉄道の社長であった根津嘉一郎氏とのこと。”根津嘉一郎”という人物は過去に2名(初代と息子(2代目))社長に就任していますが、北池袋駅が営業開始した当時(1951年(昭和26年))に社長だったのは息子の方になります。

一応石碑の裏には説明文が記載されているのですが、本文がわかるように撮影はちょっと難しかったです。簡単に書かれていた内容をまとめると・・・
・この駅はもともと東上線池袋-志木の複線化時に東武堀之内駅として開業した
・東京大空襲により東部堀之内駅含め周囲は焼け野原になる
・終戦後に地元有志の活躍にて駅が北池袋駅として再開
・・・とまぁこんな感じのことが書かれていました。東上線の中でも小さい駅ではありますが、深い歴史のある駅であることがわかりますね。
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- 2015/08/09(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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こんばんは。
北池袋はもともと「東武堀之内」という名前だったんですね。社名が冠してあるということは、「横須賀の方にある駅」とかぶらないようにということでしょうか。「8月15日」も近いですが、そういう歴史があったとは…。
それにしても、「根津嘉一郎」が二代続いていたというのは存じませんでした。幸手にある「日光線開通記念碑」の方は、初代の手によるものなのでしょうが、同じ名前だと少々ややこしいような気もしますね。まさか「二代目」とか「Jr.」とするわけにもいかないでしょうし…(笑)。
- 2015/08/09(日) 20:10:11 |
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- あいあんさいど #-
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> こんばんは。
>
> 北池袋はもともと「東武堀之内」という名前だったんですね。社名が冠してあるということは、「横須賀の方にある駅」とかぶらないようにということでしょうか。「8月15日」も近いですが、そういう歴史があったとは…。
>
> それにしても、「根津嘉一郎」が二代続いていたというのは存じませんでした。幸手にある「日光線開通記念碑」の方は、初代の手によるものなのでしょうが、同じ名前だと少々ややこしいような気もしますね。まさか「二代目」とか「Jr.」とするわけにもいかないでしょうし…(笑)。
こんばんは。
この駅開業当時は京急の駅は「横須賀堀内」だったようなのですが、
JR東海道本線の菊川駅が「堀ノ内」だったようなので、
それを意識して”東武”とつけたものと思われます。
私は幸手駅はまだ訪問したことが無いので石碑を見てはいないのですが、
幸手駅開業が1929年で、当時の社長は初代根津嘉一郎氏なので、
そちらは初代の手によるものと思われます。
- 2015/08/09(日) 21:03:56 |
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- カタばみ #-
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