北ばかりでは飽きてしまうので、たまには違う地方を。今回は山梨県韮崎市の中心である、JR中央本線韮崎駅前のモニュメントを紹介します。この駅折り返しの列車が多数あるのですが、駅はホームが島式1面2線であり、結構簡素な造りになっています。ちなみに私がここを訪問したのは丁度2年前の今頃です。「行ったのつい最近だよな~」とか思っていたのですが、気付かないうちに2年も経っていました。

まずは「球児の像」というタイトルのブロンズ像です。球児といっても甲子園球児ではなく、サッカーの方の球児がモデルになっています。説明によればこの像は1975年(昭和50年)8月に韮崎市で開催された第10回全国高等学校総合体育大会にて地元の韮崎高校サッカー部が優勝したことを記念して、翌年の5月に設置されたもののようです。地元開催で地元が優勝・・・W杯フランス大会でフランスが優勝するようなものと同じでしょうかね。ちなみに因果関係はありませんが、この像が設置された翌年に、後に韮崎高校サッカー部を経て世界で活躍したサッカー選手の中田英寿氏が誕生しています。

なお、上記のように韮崎高校サッカー部が名門ということもあり、駅前花壇の縁のところには、サッカーボールのモニュメントが設置されています。う~ん、リアルなデザインになっているので、蹴っ飛ばしたくなります(笑)

次は駅前広場に設置されている2種類の短歌の歌碑です。左の画像のものは「韮崎の 白きペンキの 驛標に 薄日のしみて 光るさみしさ」という短歌で、詠み人は詩人・北原白秋とのことです。この歌は1909年(明治42年)、白秋が24歳のときに詠んだものとされています。そしてもう一方の「韮崎の 土手の桔梗を 折る人の 抱へあますも むらさきの花」という短歌は、歌人・窪田空穂によって、1941年(昭和16年)に詠まれたものとのことです。
韮崎市観光協会のホームページによれば、市内にはこれ以外にも山本周五郎「山彦乙女」の一説の石碑や、芭蕉の句碑があるとのことです。この街には歌人・作家を呼び寄せるオーラみたいなものがあるのでしょうか?

最後はなんだか奇妙な形をしている「武田の里にらさき」というタイトルのものです。説明によればこれはハイブリッド街路灯とのこと。太陽光発電と風力発電を行っているということで、ソーラーパネルとプロペラが設けられています。発電量の掲示板ではかぶとのイラストで、(画像ではわかり難いですが)照明では”武田菱”の形で、それぞれ武田信玄ゆかりの地であることを表現しているのだとか。それよりもやっぱり私は風力発電のプロペラが目立っていて気になってしまいます。最初見たときは「何じゃこりゃ!?」と本気で思いましたから(笑)
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- 2015/10/13(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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| コメント:2
> サッカーボール!
> 本当に モニュメントとは思えないくらいですね。
> 思わず 写真をおっきくして見てしまいました
> (^^ゞ
>
> ハイブリッド街路灯
> お~ すごいですね
> 灯りが点いたところも
> 見たくなりました(●´ω`●)
こんばんは。
サッカーボールはリアルすぎますよね。
少々劣化しているのですが、むしろそれが使い古された
サッカーボールの様相を呈していてなお良い感じです。
明かりはひし形部分だけみたいなので、
実際には点灯しても暗そうですね(笑)
- 2015/10/15(木) 22:03:58 |
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- カタばみ #-
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