今回は8月に訪問した、兵庫県豊岡市にあるJR山陰本線城崎温泉駅前のモニュメントを紹介します。有名観光地ということでモニュメントの数も多く、ネタのボリュームが大きいので2回に分けて記事にしようと思います。

まずは駅舎の前にあった・・・というか立てかけてあったものです。「きのさきでゆっくりしんせぇ」という吹き出しとともに、岩に顔が書かれたようなキャラクターが設置されています。最初「なんだろう、これは」と思ったのですが、調べてみたところ、このキャラクターは豊岡市のゆるキャラである「
玄武岩の玄さん」だそうです。ちなみにこの玄さんは、現在開催中の
「ゆるキャラグランプリ」にもエントリーしています。なお、モデルとなっているのは玄武洞公園にある、市の石に指定されている「玄武岩」です。・・・というか、顔に血管出ちゃっているけど・・・これ”ゆる”キャラって言っていいのかな・・・

次は駅舎のすぐ横に設置されている下駄の奉納場所です(ついでに石灯篭もありますね・・・)。綺麗に下駄が並べられているので、観光客が奉納していくのではなく、決まった下駄が並べられていてモニュメント化しているものと思われます。説明書きのところには、「手ぬぐいを 下げて外湯に 行く朝の 旅の心を 駒げたの音」という、歌人・与謝野寛(鉄幹)の歌が書かれています。ちなみに城崎温泉では新しい下駄を奉納するだけでなく、古くなった下駄の供養も行っているようです。下駄の供養の方は伊豆長岡温泉や新潟の月岡温泉でも行われているようですね。

続きましては、駅前ロータリー内にある湯飲場です。最初私が見たときに手湯かなと思ったのですが、湯飲みが置いてあり、飲むためのものだということがわかりました。なお、飲むことによる適応症としては慢性消化器病と慢性便秘であり、禁忌症の病気としては肝臓病、高血圧、むくみが書かれていました。

次はこの城崎温泉がコウノトリと縁のある場所だということで、コウノトリのブロンズ像が設置されていました。説明によれば、大昔にこの場所の田に傷ついたコウノトリが飛んできて、脚をつけていたら元気になったため、里の人が温泉であることに気が付いたのだそうです。そしてそれが城崎温泉の始まりだといわれているのです。へぇー!

ちなみに「こうのとり」といったら、大阪と城崎温泉を結ぶ特急列車の愛称にもなっていますね。数年前に「北近畿」から名称変更されて登場しました。今ではまだ国鉄型の381系が運用に入りますが、どうやら今月末がラストみたいですね・・・
後半へ続く。
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- 2015/10/20(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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