今回は東京都板橋区にある、東武東上線下板橋駅のモニュメントを紹介します。東武東上線のこのあたりの駅間は短く、一つ手前の
北池袋駅からは、カーブを曲がったらすぐに到着するくらいの近さです。また、JR埼京線の板橋駅も歩いていけるくらいすぐ近くにあります。

今回紹介するものは、駅舎を出て線路沿いをまっすぐ進むと、線路沿いの詰所脇に設置されています。設置されているのは「東上鐵道記念碑」という古い石碑です。本文は漢文の書き下し文みたいになっていますが・・・読む気になれねぇ(笑)

ちゃんと石碑の脇には説明書きがありました。これによれば元々この石碑は1919年(大正8年)5月に、上板橋駅に設置されたようですが、その後池袋駅に移設。そして池袋の開発が進んだことにより、いろいろと経てここに移設され、2005年(平成17年)には板橋区登録記念物に指定されたとのことです。
ちなみに石碑の本文には東上線開通の経緯が記されているようです。東武東上線はもともとは東上鉄道という東武鉄道とは別の会社が建設しており、東京(小石川)と上州(渋川)を結ぶ予定となっていました。実際に東上鉄道の元1914年(大正3年)に池袋-田面沢(川越市-霞ヶ関)が開業したのですが、営業費がかさんでしまったため、わずか6年後の1920年(大正9年)に東上鉄道に出資していた初代・根津嘉一郎の東武鉄道(伊勢崎線系統、こちらも営業費がかさんでいた)と対等合併することになり、東武東上線となりました。その後は八高線とルートが重なることで上州までの延伸はなくなり、現在の池袋-寄居の路線となったようです。
・・・こういう経緯があったため、西に伸びている路線なのに”東武”なんですよ。池袋の東側に駅があるのはまた別の話ですけどね。
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- 2015/12/04(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。
- 2015/12/05(土) 08:57:16 |
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> はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。
鬼藤千春の小説・短歌様、こんばんは。
どちらのブログからお越しいただいたかわかりませんが、
お越しいただきましてありがとうございました。
私も応援の拍手ポチさせていただきます。
- 2015/12/05(土) 21:46:57 |
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