
四国はJRだけまわってきたわけではありません。私鉄も少し乗ってきました。ということで今回は、愛媛県松山市における、伊予鉄道の中心拠点である松山市駅前のモニュメントを紹介します。ちなみに上の画像は軌道線の電停で見られる「坊ちゃん列車」の手動機回しの画像です。機関車と客車を係員が手で押して機回しを行っています。

まずは電停のところに設置されている「マドンナ時計」という時計台です。時計の土台部分の石に、傘を差し、空を見上げている女性の絵が彫られています。雨がやんだので空を見ているのでしょうか?偶然にも訪問時はまさに雨上がりのタイミングでした。ちなみに時計台の右には半円のイスみたいなものがあるのですが、なんとなく蒸気機関車みたいな配置のような・・・。後ろに写っている「坊ちゃん列車」と何か関係あるのでしょうか?

次は
JR松山駅にも同じようなものがありましたが、ここにも正岡子規の句碑が設置されていました。ここのものは「城山の 浮み上がるや 青嵐」と詠まれています。説明によれば”松山”と書いてることから松山城を詠んだもので、夏に詠んだことが「青嵐」の季語からわかるようです。なお、石碑の左に書かれている文は、有人の河東銓に送った自分の墓碑銘のようです。

次は明治~昭和の時代に俳優・映画監督・書家として活躍した、井上正夫氏の胸像です。井上正夫は愛媛県下浮穴郡大南村(現・伊予郡砥部町)出身で、主に活躍したのは東京近辺でしたが、最初に舞台に立ったのはこの松山市だったようです。ちなみに亡くなったのが1950年(昭和25年)ということなので、説明書きからわかるように、没後わずか2年で像が設置されたようです。当時の松山市においてかなり偉大な人物だったことが伺えますね。
ということで、今後は伊予鉄のネタも徐々に放出していこうと思います。
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- 2016/02/23(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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