
今回は寝台特急「出雲」の終点でもあった、島根県浜田市のJR山陰本線浜田駅前のモニュメントを紹介します。上の画像は駅前から続く「銀天街」という商店街のゲート上のモニュメントです。書かれている「どんちっち」とは元々神楽囃子を指す言葉だったようですが、今では石見神楽自体を指す言葉として使用されているようです。

まずは南口駅前ロータリーのど真ん中に大きく聳え立っている「どんちっち神楽時計」というからくり時計台です。「どんちっち」は先ほど説明したとおりですが、ここでは実際に動くもので石見神楽をPRしているようです。時間は8時から21時までの0分で、「大蛇(おろち)」という演目が披露されるようです。なお、寄贈者は他の地域でもモニュメントを設置している日本宝くじ協会であるため、これは宝くじの収益で設置されたものになります。

次はロータリーの隅に設置されている蒸気機関車の動輪と、腕木式信号機です。車番のプレートの設置はありませんでしたが、動輪の拠出元はD51形694号機であることが、動輪自体に刻印されています。ちなみにこのような動輪と信号機の設置は結構他のところでも見られますが、ここのものの足元には「天皇行幸啓記念タイムカプセル 平成6年11月19日 浜田鉄道部」という記述がありました。ということはこのモニュメントはタイムカプセルが埋まっていることを示す意味も持っているのでしょうね。

次は北口駅前の広場にある「ふれあい庭園」と書かれた石碑です。ただの広場の案内標・・・と思いきや、説明部分に面白い記述が。どうやらこれに使用されている素材は「黄長石霞石玄武岩(おうちょうせきかすみいしげんぶがん)」という、島根県の天然記念物に指定されている岩とのこと。約600万年前に噴火したときの溶岩で、市内にある標高120mの長浜台地で採掘可能なものだそうです。このようにさりげなく地元の素材を使っているというのも、趣がありますねぇ!
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- 2016/03/08(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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> どんちっち
> 響きが可愛いですね
> (●´ω`●)
>
> 何気に もんちっちを
> 思い出してしまいました(^^ゞ
>
> からくり時計は 本当に動くんですね♡
> 動いてる様子はどんなのかなぁ~
> なんて いろいろ想像してしまいました
こんばんは。
からくり時計は動くみたいですが、
相変わらず私の訪問時間とは重ならなかったため
どう動くのかはわかりませんでした。
この手のやつっていつもタイミングが合わないんですよね(;´Д`)
- 2016/03/09(水) 22:53:08 |
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- カタばみ #-
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