
今回は秋田県鹿角市にある、JR花輪線十和田南駅前のモニュメントを紹介します。上の画像は駅構内に設置されていた「十和田南駅」という詩?(歌?)のようです。最後の方に「ここは折り返し駅」とありますが、これは終点という意味ではなく、この駅がスイッチバック構造になっていることを指しています。

ここの駅前には胸像が一つ設置されています。モデルになっているのは幕末から大正まで活躍した地元出身の和井内(わいない)貞行という人物です(ワイナイナじゃないよ)。この人物はまず十和田湖における鯉の養殖に着手したものの成果が挙げられず、鱒の養殖を行って成功して一産業を築いたようです。また、養殖業の途中で十和田湖の観光開発事業に着手し、旅館「観湖楼」を創立し、この地域の観光事業を事実上独占して執り行っていたようです。なお没後は妻とともに神社に祀られ、その場所は和井内神社として現存しているようです。

これはおまけ。駅前ではなく駅の中(上の「十和田南駅」の看板の裏)にある「大湯環状列石」、俗に言うストーンサークルの模型です。説明によれば、この実物はこの駅からタクシーで10分程の所にあるもので、縄文時代後期(約4000年前)のものと言われているようです。
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- 2016/03/11(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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