
今回は福岡県豊前市の中心駅である、JR日豊本線宇島駅のモニュメントを紹介します。上の画像は駅にあった駅舎の絵ですが、既にどんなものがあるのか、いろいろとヒントが出ています。

たとえば看板が描かれている「電車が見える公園通り」という遊歩道は、実際にも駅舎を出て左手にあります。

そんなわけでまずは駅舎と通りの看板の間にあるもの。この駅の近くには求菩提山(くぼてさん)という山があるのですが、そこは修験道の山として知られています。それに関連してここの駅前には求菩提山で修行する山伏の像が設置されています。ここで修行する山伏はその格好から「カラス天狗(火付の神)」と呼ばれているのですが、像ではその格好がちゃんと表現されています。まあ、こんな嘴つけてたら鳥に見えますよねぇ・・・。ただ、小さいのと逆立ちしているのを見ると、修行中の修験者というよりも遊んでる子供みたい。ちなみに駅のホームにはカラス天狗の大きな像が設置されています。

また、遊歩道の中には「修験道の道」なるものが設置されています。モノとしては細い木の幹が埋められているだけなのですが、恐らくこれを”裸足で歩け”ってことなんでしょうかね。ちなみに2本ある柱のもう片方には「健康歩道」って書いてるので、修験道というよりも、青竹踏みのような位置づけになっています。

次も遊歩道にあったものですが、市の花であるシャクナゲが描かれた腰掛け?みたいなものが設置されていました。同様のものは徳島県徳島市の
JR高徳線佐古駅にもありましたね。ちなみに市内の求菩提園地では、来月に
しゃくなげ祭りというお祭りが開催されるのが風物詩になっているようです。

最後は駅舎を出て右手の駐輪場前に設置されている豊前市の案内地図です。普通の地図ならばスルーするところなのですが、この地図はデザインが良いので取り上げることにしました。地図は丸いステンレス枠内にあるのですが、枠外の装飾が貼り絵で作られており、下部は市が北部で面する海を、上部は先ほども取り上げた、山間部に咲くシャクナゲの花がデザインされています。これはこれで市のPRがよく出来ていると思えますね。
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- 2016/03/15(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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