伊勢志摩サミット開催だから・・・というわけではありませんが、今回は三重県伊勢市にある、JR参宮線二見浦(ふたみのうら)駅前のモニュメントを紹介します。この駅は快速「みえ」の停車駅であり、かつてはみどりの窓口も設置されていた駅だったのですが、現在は無人駅になっているようです。なお、地名の二見浦は読みが「ふたみがうら」であるため、長津田や尾久のように、駅名と地名で読みが異なっています。

まずは駅前広場の入り口に設置されている大鳥居です。鳥居と言っても由緒ある神社の参道としてのものではなく、二見浦観光協会が設置した鉄製の観光客向けの鳥居です。二見浦は名勝「夫婦岩」が有名な場所ですが、この夫婦岩は二見興玉神社の境内の磯合にあります。「夫婦岩」自体は知っていても、神社にあることを知っている人はどれくらいいるでしょうか?私は知りませんでした。ですからこの鳥居はそんな私みたいな人間のために、神社をPRする役割を果たしているのでしょう。ただ、この鳥居は二見興玉神社よりも、福岡県糸島市の二見ヶ浦にある夫婦岩前の鳥居に似ている気がします・・・

次は冬嶺星という人によって詠まれた、「宿日傘 借里てみやげの もの買いに」という句碑です。冬嶺星という方については説明が無く、ネットでも情報が無かったのですが、地元の方でしょうか?句の内容は「二見浦に来た観光客が、宿の日傘を借りて土産物屋を見て回る」様を詠んだものですが、この「宿日傘」というのは、この二見浦の宿が夏期に貸し出しをしている日傘を指すようです。二見浦の海岸沿いには今でも結構数の宿が営業中ですが、今でも「宿日傘」は実在しているのでしょうかね?
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- 2016/05/27(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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