これ反則かな~・・・

秋田県湯沢市の、山形県境に近いところにあるJR奥羽本線院内駅の駅舎の前に置かれている物体です。・・・と言うとちょっと微妙なところ。院内駅は無人駅となっていますが、
「院内銀山異人館」という施設に併設されているため、院内銀山異人館のモニュメント=院内駅のモニュメントとなるのです。もちろん建物は院内銀山異人館としての部分が広く、駅はこぢんまりとした入口が建物にくっついてるだけとなっています。
さて今回紹介するものは「鍰」です。まずIMEでは変換されませんが、説明文によると「カラミ」と読むそうです。英語では"Slag"とのこと。鍰とは鉱物から金属を精製する際に生じる廃物のことだそうです。廃棄物ではありますが、説明文を読む限りでは再利用が考えられているみたいですね。ちなみに英語では精製物に関係なくslagと呼ばれますが、日本語では鋼鉄が鋼滓(こうさい)、非鉄金属が鍰というように、精製物で言葉を分けているようです。ここに置かれているのは院内銀山で採掘された銀の鍰でしょう。大きさはあまり大きくはありませんが、200kgもあるというのだからすごいものです。
小さく地味ではありますが、地域の産物を明確に教えてくれる点で、このモニュメントの存在意義は結構大きいように思えます。
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- 2012/10/27(土) 22:28:39|
- 駅前モニュメント
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コメントは初めましてです。
小さいのにずっしり、なんてちょっと魅力を感じますよね^^
- 2012/10/28(日) 22:00:44 |
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- にゃま #-
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