今回は高知県吾川郡いの町の中心である、JR土讃線伊野駅前のモニュメントを紹介します。ここの駅の近くにはとさでん交通の伊野駅前電停もあり、終点の伊野電停とはわずか200mの距離となっています。

ここの駅前広場には一つ、背の高いモニュメントが設置されています。柱の部分に「ようこそ 紙の町 いの町へ」という記述がありますが、正式名称は不明です。隣には解説の記述があったのですが、そこにも名称については書かれておらず、コンセプトと設置年、作者くらいしかわかりませんでした。ちなみに作者は高知市在住であった彫刻家の故・狩野信児氏で、設置年は1992年とのこと。狩野氏の作品としては、丸の内にあるバネみたいなものが有名です。
ちなみに解説には、まず「清流仁淀川は、いの町の母なる川である。古くは水運に利用され、伊野は物心の集散地であった。また、豊富な水資源は土佐和紙を育み、紙の町としても発展してきた。」という前提が書かれており、伊野の町の昔がわかります。ちなみに伊野町には現在も土佐和紙の業者が営業しており、「
いの町紙の博物館」という博物館も設置されています。なお、モニュメントの上の部分では”豊かに流れる仁淀川”と”優雅でしなやかな土佐和紙”を表現し、柱の部分では”町民の希望や活気”を表現しているようです。
なんだかこれだけコンセプトがはっきりとしているのに、タイトルが無いというのはなんだか勿体無い気がしますが、まさか「ようこそ 紙の町 いの町へ」が正式名称なんでしょうかね?
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- 2016/06/03(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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