前回の記事に引き続き、JR宇野駅前のモニュメントを紹介します。・・・と言いたいところですが、港と一体化していてどこまで駅前か難しいところなので、向かいの1ブロックにあるものを取り上げようと思います。宇野線はもうちょっと海よりまで伸びていたみたいなので、その前のブロックは以前宇野駅だった場所ということになりますでしょうか。

駅前の1ブロックはほとんどが公園として整備されているのですが、駅舎の正面の場所には「愛の女神像」という裸婦像が設置されています(これ足の部分どうなってんだ?なんだか足が二又に分かれているような・・・)。ちなみに作者はインドの彫刻家・ドルヴァ・ミストリー氏で、設置年は2002年(平成14年)とのこと。コンセプトについては、「この作品は、愛・若さ・美を表現しており、人々がやってきて海辺や自然の美を楽しむのを、森の精が海門の入り口で待っているようなイメージで制作されました」とのこと。え、森の精なの?女神なの?あぁ、ちょっと混乱してきた(笑)

次は「舟底の記憶」というタイトルの、イカリのモニュメントです。タイトルは「舟底の記憶」で、作者は鉄作家の小沢敦志氏。「瀬戸内国際芸術祭2013」出品作品で、協賛は三井造船との事。三井造船は
前回の「Bon Voyage」の三菱マテリアルとは異なり、ここの町に事業所がある会社です。ちなみにこの手のモニュメントは素材が石だったり、銅だったりするものですが、よく見るとなんだか細かいものがくっつけられて形になっています。説明によれば芯の部分は大日本帝国海軍で使用されていたイカリのようですが、まわりは不要な鉄製品を集めて貼り付けているようです。これによって海の記憶、人の記憶、世界の記憶、町の記憶を融合させているそうです。

最後に紹介するのは朝日新聞に掲載されている4コマ漫画「ののちゃん」が掲載されている案内板です。「ののちゃん」の作者であるいしいひさいち氏がこの玉野市の宇野出身ということで、タイアップした案内版を街にいくつか設置しているとのこと。さらに玉野市ではこれだけにとどまらず、原付のナンバープレートにも「ののちゃん」の絵が描かれているとのこと。恐るべし、「ののちゃん」パワー・・・。ちなみに画像右の④の案内版で出てくる「温玉めし」というのは玉野のB級グルメであり、穴子の焼き飯の上の温玉が乗っているものなのだとか。さりげなくグルメのPRをしているのも面白いですね。
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- 2016/06/21(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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