
今回は岩手県花巻市の中心である、JR東北本線・釜石線の花巻駅前のモニュメントを紹介します。ちなみに上の画像は垂れ幕を下げるために設置されているものなのですが、垂れ幕が無い場合に絵みたいなのが見えるようになっています。訪問時は一面だけ垂れ幕が無く、ダンディなおじ様の絵が出てきます。

まず正面玄関である東側の駅前で目立つのは、上の画像のプロペラのようなものの大群。新手の風力発電かと思いきや、「風の鳴る林」というタイトルのモニュメントのようです。説明としては「賢治の作品からは 風の音が聞こえるような気がする 優しく慰めるように 力強く勇気づけるように 空を映す大きな鏡の上に立つことができたら 風の音を聞きながら 賢治の心と一体になれる・・・」という、原作者の斉藤ヒサ氏氏のコメントが書いてあり、この地の有名人であった宮沢賢治の作品をモチーフにしているようです。ちなみにBGMとして姫神氏作曲の音楽が流れるようになっていたようですが、節電中で停止しているとか・・・

次は同じく東側ロータリーにある「やすらぎの像」というタイトルの銅像です。胸元を見る限り恐らく女性の像なのでしょうけど、体格が良くて角度を変えて見たら男性に見えなくもないかも・・・。なお設置の経緯としては、花巻が太平洋戦争で空襲による大きな被害を受けたことに起因し、恒久平和を願う像の設置が希望されたことで、戦後50年経ってこの像が設置されたとのことです。訪問したのは一昨年のお盆前だったのですが、花束が供えられていました。終戦日が近かったからどなたかが置いていったのでしょうかね。

続いては、地下道を通り駅の西側ロータリーにやってきました。ここには「花巻駅西広場」という石碑が設置されているのですが、なぜか水道の蛇口が付いています。蛇口つき石碑は初めて見かけました。設置日として「昭和53年6月完成」とありますが、これは広場の完成日ですかね。ちなみに石碑の隣にはここにかつて存在した花巻電鉄花巻駅の説明書きがありました。花巻電鉄は昭和47年(1972年)2月15日廃止と書かれていますので、この広場はその6年後に完成したということなので、推測するとこの広場のあった位置に花巻電鉄の駅があったのでしょうね。

最後は「ゆとり 湯のまち 夢のまち」と書かれた時計台です。時計台ですが、鳥や猫、チェリスト、ねずみ、たぬきの絵が描かれています。なぜチェリストだけ人間なんだろ・・・。ちなみにたぬきの顔が個人的にツボにはまりました。いい顔してますね~(笑)
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- 2016/07/19(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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> 時計台の絵。
> 宮沢賢治の童話
> セロ弾きのゴーシュからきてるんですかね?
> (●´ω`●)
>
> 写真大きくしてみましたが
> なかなか味のある絵でした

こんばんは。
他の方からもコメントいただきましたが、
「セロ弾きのゴーシュ」の登場キャラクターのようですね。
この手のものに疎いもので、全然わかりませんでした;^^
- 2016/07/21(木) 21:46:12 |
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