実は今回の旅では東北6県全てを訪問していたので、各県1個はすぐに初回したいなと考えております。今までは
青森県、
福島県、
山形県と来たので、今回は秋田県にします。今回紹介するのは、大仙市にある、JR奥羽本線、田沢湖線(秋田新幹線)の乗り入れる大曲駅前のモニュメントです。秋田新幹線は奥羽本線と田沢湖線とで運転されるのですが、この駅ではスイッチバックをして秋田・盛岡方面に向かうようになっています。

まずはここでは有名な奴ですが、「大曲の花火」と書かれたでっかい花火球のモニュメントです。大曲は「全国花火競技大会”大曲の花火”」が開催される町であり、そのはじまりは1910年(明治43年)に諏訪神社のお祭りの余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」だと言われており、すでに100年以上が経過しているのです。
大会の公式ホームページによれば、今年の夏の花火大会については、残念ながらこの記事が公開される前日であったため、これから見に行きたいと思われても叶わないです。しかし秋の大会が10月8日に開催される予定ですし、モニュメントの隣には「国際花火シンポジウム」が2017年4月末に開催されることを宣伝する看板もありましたので、まだまだ見に行ける大会は開催されるようですね。

次は茶色い
原西さんゴリラの像です。色が色ですが、素焼きの陶器とかではなくこの色の塗料で塗られています。タイトルのところには「 は を愛します えふぱる」と書かれています。説明によれば「エフパル(えふぱる)とはフラワーのFと仲間のPALを組み合わせた言葉で、ここの花壇の名称なのだそうです。じゃぁなんでゴリラなんだというのも書かれており、ゴリラは強くも優しい存在であることから、”家族”、”自然”、”平和”を愛するシンボルとして置かれているとのことです。「 は を愛します」の句欄にはあなたの大切にしたいことをイメージしてくださいということですが・・・(余計なことを言うのは止めておこう)

次は「丸子橋行きゃ柳が招く まねく柳に春の雨」と刻まれた石碑です。詠んだ人物は俳人としても活躍した田口松圃(謙蔵)であり、これは同氏が作詞をした「大曲小唄」の一節なのだそうです。丸子橋というのは駅前に通じるの道路上・丸子川を渡る箇所に設置されている橋の名前で、その川端には確かに柳の木があるようです(丸子橋といっても、たまちゃんがやってきたうちの近所じゃないんですよ)。ちなみに裏面には田口松圃の略歴が書かれています。一応設置者は隣に小さい石碑があったので、そこからロータリークラブであることがなんとなくわかります。

次は石碑と言うか、標識みたいなものですが、「通町防火貯水槽」と書かれた石碑がありました。防火貯水槽が・・・どこにあるんだ?辺りを見たところ、水槽らしいものは無く、草が生えているのと消火栓があるだけでした。ひょっとすると昔は水槽があったものの、市街化に伴い地下からの消火栓に変わり、石碑だけがモニュメント的に残されたのかもしれませんね。

最後はモニュメントと言うと微妙なところですが、駅の裏側に設置されていた時計台です。特にタイトルはありませんが、「大曲の花火」を表現するべく、花火の絵が設置されています。でもちょっとチープかなぁ・・・。もう少し趣向を凝らして欲しいところですね。
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- 2016/08/28(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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