
今回はボートレース会場云々で話題になっている、宮城県登米市から。取り上げるのはJR東北本線における仙台支社の北限である、石越駅前のモニュメントです。石越駅はいまはこんなにこぢんまりした駅舎になっていますが・・・

かつてはくりはら田園鉄道との乗換駅となっていました。と言っても当時は駅舎が分かれており、JR側もそんなに大きいものではなかったみたいですけどね。そんなわけでここの駅前には、「くりはら田園鉄道石越駅跡」と彫られた石碑が設置されています。くりはら田園鉄道はここから旧栗駒町(現栗原市)の中心部を通り、細倉マインパーク前駅まで営業していた第三セクターの路線でした。第三セクターになる前は電化設備を有しており、細倉鉱山を掘削していた三菱鉱業(現・三菱マテリアル)の子会社である栗原電鉄として営業していました。

しかし鉱山の閉山、沿線の過疎化、モータリゼーションの普及により、利用者が徐々に減っていき、2007年(平成19年)4月を以って廃線となりました。会社自体も2010年(平成22年)8月に清算が終了したようですが、石碑の設置日付が「平成二十二年六月」とありますので、最後の最後にこの石碑を設置したようですね。ちなみに駅跡は特に活用などはされておらず、今でも一部の線路が残っているような状態になっています。画像からの寂しさがにじみ出てくるように思えます・・・
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- 2016/11/03(木) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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