今回は秋田県仙北市の中心である、JR田沢湖線・秋田内陸縦貫線角館駅前のモニュメントを紹介します。ここは仙北市発足前は角館町の中心で、秋田新幹線もほとんどが停まります。

まずは「鐵輪」と題された蒸気機関車の動輪です。訪問時に確認しなかったのですが、どうやら供出元は9600形蒸気機関車のようです。説明によれば拠出元の機関車は1921年(大正10年)から生保内線(現在の田沢湖線)で使用されていた機関車のようなので、実際にこの角館駅も発着していた車両だったのでしょう。蒸気機関車の拠出元は地元に関係ないものであることもあるのですが、ここはちゃんと地元を意識して設置されているようですね。

次は「大威徳の 山にひとすち よこたはる あさ雲のあり かくたてを去る」という、小杉放庵の歌碑です。説明によれば、小杉放庵は明治から昭和の時代にかけて活躍した洋画家なのですが、ぼちぼち 歌人としても活躍していたようです。角館には医師の佐藤順一氏の宅をたびたび訪れ、歌を詠んでいたようです。なお、元々この石碑は駅構内にあったもののようですが、新幹線開業を機にここへ移設されたとのこと。

次は石の上にふきのとう・たけのこみたいな何かが乗っているモニュメントです。いや、何も山の中とは限らない・・・カメノテにも見えます。これは「永遠の丘」というモニュメントで、茨城県の金砂郷町(現・常陸太田市の一部)と有縁友好交流締結を記念して設置されたもののようです。乗っているものは同町の名物なのかなと思ったのですが、どうやら名物は米と蕎麦らしいので、結局分からずじまいです。

最後は秋田内陸縦貫鉄道の駅舎前に設置されている、トトロの木像です。後ろには「のってけれ内陸線!!」の文字とともに、猫バスの顔が彫られています。でもなんでトトロ?トトロの森は狭山丘陵ですからねぇ・・・。内陸線も経営が結構厳しいようですが、一度は乗ってみたいものです。
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- 2016/11/08(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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こんばんは☆
秋田シリーズですね。
角館は研修先があったので、学部時代によく行きました。
真冬など猛吹雪で峠道を越えられず、阿仁へ引き返してホテルに止まった事もありました…☆
秋田県は広いのですが、北部の大舘や鹿角は、秋田市より盛岡との結びつきが深いのです。
新幹線開業後は、角館もその傾向が強まりつつあるように思えます…。
- 2016/11/08(火) 22:05:49 |
- URL |
- Michiru #-
- [ 編集 ]
> こんばんは☆
>
> 秋田シリーズですね。
> 角館は研修先があったので、学部時代によく行きました。
> 真冬など猛吹雪で峠道を越えられず、阿仁へ引き返してホテルに止まった事もありました…☆
> 秋田県は広いのですが、北部の大舘や鹿角は、秋田市より盛岡との結びつきが深いのです。
> 新幹線開業後は、角館もその傾向が強まりつつあるように思えます…。
こんばんは。
角館あたりはまだ秋田・盛岡両方へのアクセスが良いので、
どちらとも結びつきは深くなりそうですね。
大館くらい北になると秋田・盛岡よりも弘前が近いので、
そちらとの結びつきが深そうに思えます。
- 2016/11/08(火) 23:33:29 |
- URL |
- カタばみ #-
- [ 編集 ]
> カタバミさんは鉄道好きなんですか?
> 詳しいですよね〜。
> 思いがけない所にトトロ…。
> 可愛いけど、なぜでしょうね。
こんばんは。
鉄道好きですよ~
好きでなかったら、こんなに全国訪問できないと思います。
トトロは本当に理由が分かりませんでした。
でも今でも高視聴率のアニメなので、
どこにファンがいてもおかしくないですけどね。
- 2016/11/10(木) 21:30:00 |
- URL |
- カタばみ #-
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