今回もまたまた三セク。今回は熊本県葦北郡津奈木町の玄関である、肥薩おれんじ鉄道津奈木駅前のモニュメントを紹介します。

ここには小さなロータリーがあるのですが、その真ん中には「千代」というタイトルの女性と馬の像が設置されています。作者は彫刻家の岩野亮介氏で、2003年設置とのことです。訪問時は夕方だったのですが、既に空は暗くなり始めていたので、像は照明によってライトアップされていました。

ここにはこの像のモデルとなっている「千代」という女性についての説明が書かれています。この女性は江戸時代にこの地で生まれた方であり、両親を亡くしたものの祖父母を助けて畑・田んぼを守っていたそうな。そんな千代のことを肥後藩主が知り、60年間も10俵の米を毎年もらっていたようです。江戸時代だと60以上生きた家康がかなり長寿と言われていたので、60年間も米俵をもらっていたということで、この千代という女性が長生きだったことがわかりますね。というか60年間米もらい続けるって・・・今の時代に同じことされてもすごいなぁと思ってしまいます。ちなみにこの像は千代が祖父母のために買った馬を引き連れている様を表現したのだそうです。
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- 2017/03/10(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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