ごめん・・・

今回の記事で三セク記事は一旦終了とします。もう1社1駅でネタ切れなので・・・。ということで今回は土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)、とさでん交通後免線が乗り入れる高知県南国市の後免町駅前のモニュメントを紹介します。モニュメントはすべて土佐くろしお鉄道側の駅前に設置されているので、実は路面電車はあんまり関係なかったり・・・

ここには「ごめん まちこさん」というキャラクターの像が設置されています。ごめん・なはり線の各駅には、ここ後免で育った漫画家でアンパンマンの作者として有名な故・やなせたかし氏がデザインしたキャラクターが、路線の全駅に設けられています。各駅の駅前またはホームにはそのキャラクターの像が設置されています。しかしこの像・・・下から見上げるとちょっと怖い(笑)

つぎもやなせ氏関連なのですが、ここの駅は愛称として「ありがとう駅」という駅名がついています。この愛称もやなせ氏が考案したもののようで、「ありがとう駅」というタイトルの詩が書かれた石碑が設置されているほか、駅名標の下にもやなせ氏の詩が設置されています。詩はそれぞれ異なる作品でありますが、「ごめん」と「ありがとう」が何回も繰り返されている共通点があります。

次もやなせ氏の作品。上の詩碑の隣には「ごめん生姜地蔵」なるキャラクターの石像が設置されています。説明によればこの像は人々の「心と身体の健康」と「交通安全」そして「元気百倍」を願って設置されたもののようです。横にはさらに詳しい説明書きがありましたが、それによれば後免という町名の由来は、江戸時代に入植が始まった際に、租税や諸役を免じられていたために諸役御免の町⇒御免町⇒後免町となったようです。そしてモチーフの生姜は高知県が全国生産量1位となっているようで、ここでは生姜飴なども合わせて、地元の産品のPRをしたい意向があるようです。

次は地元の南国市の地鶏である「オナガドリ」の石像が設置されています。この鶏は国の特別天然記念物に指定されており、尾は雄の場合10mくらいにもなるようです。なおこの像はごめん・なはり線開業に伴って設置されたものと明記されていましたが・・・よく考えたら他のものもそうなんじゃないかな・・・

最後はとさでん交通の電停よりにあるのですが、ここには「安藝線電化開通記念碑」という石碑が設置されています。安芸線というのはごめん・はなり線のことではなく(っつーか非電化だし・・・)、かつてここを通っていた、とさでん交通の前身である土佐電気鉄道の鉄道路線のことです。今でこそ軌道路線を運営しているだけですが、かつては普通の路線も営業していたんですね。安芸線は電化路線として現在のごめん・なはり線球場前駅付近まで営業していたようですが、1974年に廃線となってしまいました。一度廃線になった後に再度同じようなところを通る路線が建設されると言うのは、なんとも皮肉なことです。

最後は・・・
高知駅にもあったアンパンマンベンチです。やはり量産型なんだな・・・
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- 2017/03/21(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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幼稚園から小学校1年生の6月まで後免にいました。父親の仕事の関係で。多分というかすっかり変わったんでしょうね。懐かしいな~
- 2017/03/22(水) 05:37:15 |
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- 自遊自足 #-
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> 幼稚園から小学校1年生の6月まで後免にいました。父親の仕事の関係で。多分というかすっかり変わったんでしょうね。懐かしいな~
こんばんは。
私はこのときが初めての訪問だったので、
過去がどうだったかは知らないんですよね(;^^)
確かに道路・鉄道ともに最近整備されているみたいなので、
街並みはだいぶ変わっているかもしれません。
アクセントとして街中のあちこちにアンパンマン関連の石像があり、
ユニークなところだなと思いました。
- 2017/03/22(水) 21:34:45 |
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- カタばみ #-
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