今回は埼玉県戸田市のJR埼京線戸田公園駅前のモニュメントを紹介します。埼京線は名目上東北本線の複々線扱いになっているので、この駅も所属路線としては東北本線になっています。

モニュメントはボートレース場へのアクセスバスなどが発着する西口にのみ設置されています。1つはロータリーの北側にある「碧」というタイトルの裸婦像です。制作者は彫刻家の故・木下繁氏とのことなのですが、設置年月には「昭和63年3月」と書かれています。木下氏が亡くなられたのが1988年(昭和63年)8月ということなので、この作品は最末期に制作されたものであることが考えられます。ひょっとすると、この銅像が木下の遺作ということもあるのでしょうか?

もうひとつは普通の時計台なのですが、説明書きで「モニュメント」と明記されていたので取り上げることに。この時計台は”郵便貯金活用施設”として設置されたもののようです。詳細の説明によれば、これは戸田市内・荒川沿いにある彩湖の「道満グリーンパーク」という公園が開設されたことを記念して設置されたもので、郵便貯金を財源としたそうです。わかりやすく言えば「かんぽの宿」の時計台バージョンといったところでしょうか?この手の物は宝くじ協会が宝くじを財源に設置する例が多かったのですが、郵便貯金を財源にしているものは初めて見ましたね。
・・・ちなみに私の持っているゆうちょ銀行のキャッシュカードは、いまだに郵政省発行の物だったり・・・
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- 2017/04/02(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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