今回は東京都足立区にある東武伊勢崎線(スカイツリーライン)牛田駅前のモニュメントを紹介します。この駅の道路を挟んだ向かい側には京成関屋駅があり、連絡乗車券などで乗り換えが可能となっているのですが、どちらも優等列車は通過となっています。

しかしながら今回は京成関屋駅は無関係。というのも、実際には駅前ではなく駅横に設置されているからなんですよね。牛田駅のホーム北千住よりには踏切が設置されているのですが、そこの角地には「東稲荷」という名前の小さな神社が設置されています。そこは囲いの中に小さい鳥居と小さい祠があるだけのものであり、
JR磐越西線塩川駅や
養老鉄道美濃本郷駅にあるものと規模は同じです。ちなみに入り口には東武鉄道(と、地元の防水材メーカーの日新工業)の名前が明記されているのですが、東武が管理しているのでしょうかね。ちなみに境内には「玉垣改修工事奉賛者御芳名」の石碑があり、それによればこの周りの垣は2014年(平成26年)に改修されたもののようですが、東武鉄道と日新工業の名が書かれたところだけ古いままになっているように見えますね。

しかし東稲荷の外、踏切の真横には「東稲荷再建記念碑」という石碑が設置されています。なぜに外?境内とは別の意図で設置されたものと考えられます。・・・ということで少し調べてみたのですが、もともと「東稲荷」という神社は少しはなれたところにあったらしいのですが、東武が脱線事故を起こして神社を破壊してしまったため、この場所に移転した上で再建したということらしいです。まぁ、神様が宿るところを破壊したら悪いことが起こる思い、東武側が安全な場所へ移したんでしょうね。
ちなみに東稲荷ということで、お稲荷様もちゃんといらっしゃいます。境内全景の画像に写っていますが、見つけられますでしょうか?
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- 2017/04/09(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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