今回は九州から。JRの九州新幹線と、肥薩おれんじ鉄道の乗換駅である熊本県水俣市の新水俣駅前のモニュメントを紹介します。こちらは新幹線開業のために改札された駅であり、現在も水俣市の中心は約4km離れた隣の水俣駅となっています。

モニュメントは新幹線の駅舎側にあるロータリーの中に設置されています。モノは画像のものなのですが、工事中の足場を建てようとしているのではありません。看板を立てようとしているのでもありません。これがモニュメントなのです。

タイトルは「新水俣門」で、作者は建築家の渡辺誠氏であり、新水俣駅の駅舎もデザインした方です。いや・・・駅舎のデザインがメインの仕事であり、モニュメントのデザインはそれの追加の事業だったのでしょうけど。説明によればモニュメントのコンセプトは「訪れる人を、温かく迎え入れるゲート」「人々が集い、もやい合う姿」とのこと。デザインにはコンピュータプログラムを使用しており、木の根や枝が伸びるときの「しくみ」から学んでいるようです。新幹線開業ということで、新たに生じる人の流れとして外部からの訪問が増えるのは簡単に考えられますので、このモニュメントはそれに応える表現の一つなのでしょうね。
ちなみに今回の記事はこれくらいにしときます。実はこのモニュメントについてはいろいろと深い話があるようなのですが、それについては
渡辺氏のホームページ内の「新水俣門」の記事に詳しく書かれており、そちらの力説ぶりが素晴らしかったので、リンクを張って終わりにしようと思いました。参考に一読していただければ幸いです。
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- 2017/04/30(日) 14:00:00|
- 駅前モニュメント
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