今回は山口県宇部市の中心部にある、JR宇部線宇部新川駅前のモニュメントを紹介します。宇部市内には山陽本線の乗り入れる
宇部駅がありますが、市の中心部はこの駅の周辺です。利用者が多いので、かつては鹿児島本線直通の列車が発着していたこともありました。

そんな宇部新川駅から、平和通り(シンボルロード駅通線)という道路が伸びているのですが、この道路の歩道にはあちこちに彫刻が設置されているようです。そんなことが評価されたのか、このブログではお馴染みになった「手作り郷土賞」を「出会いを演出する街角」という名目で受賞しているようです。ということで今回は、駅の近くにあった彫刻作品を取り上げていきます。

まずは駅前ロータリーの中にある目立つやつ。なんとなく
むすび丸のここにも見えるのですが、一応タイトルがあるようです。その名は「そりのあるかたち」です。ん、タイトルなのか?確かに反っているのだが・・・。ちなみに作者は彫刻家の澄川喜一氏。東京スカイツリーのデザインに参画されたことでも知られている方です。

次は真ん中に凹んだというか、斬られたというか、ナナメに線が入ったガラスのようなものが中心にあるコレ。彫刻としてのタイトルは「超空間」であり、この場所自体は「出会いの泉」という噴水?なのだとか。「出会いを演出する街角」だから「出会いの泉」?う~ん・・・。ちなみに「超空間」の作者は彫刻家の多田美波氏であり、この方は献血の贈呈品のグラスをデザインされた方として知られているようです。

次は大人2人と子供3人の石像です。大人の一人は籠に入った小鳥を鳥籠ごと持っています。タイトルは「ノアの家族」とのこと。”ノア”と聞いて頭に浮かぶのが、旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」ですが、この像はその話に出てくるノア夫妻と3人の息子、そして話の鍵となる”鳩”を表現しているものなのでしょう。ちなみに作者は彫刻家の池田宗弘氏とのこと。

次は網目みたいな線が入っているおにぎりのような石像。タイトルは・・・え?「しばられピラミッド」?ピラミッドってエジプトとか、メキシコのテオティワカン(旧アステカ)にあるアレのことですよね。縛られているのは百歩譲って理解できますが、この形状はピラミッドではなくおにぎりでしょう、日本人ならば。ちなみに作者は彫刻家の速水史朗氏。
とまぁ彫刻作品を4つ紹介しましたが、今回紹介したのはあくまでも駅前にあるもののみ。彫刻自体はもっといろいろとあるようなので、ご興味のある方はこの通りを散策してみてはいかがでしょうか。
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- 2017/06/27(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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| コメント:4
こんにちは。
ウ〜ム、と唸りたいところですが。。。
どんな選考基準があったのか、選考委員の方々のご意見を聞きたいですね。。。
前生地のお地蔵様の方が、良さそうな気もします。。。
- 2017/06/28(水) 08:20:03 |
- URL |
- yokoblueplanet #-
- [ 編集 ]
> こんにちは。
> ウ〜ム、と唸りたいところですが。。。
> どんな選考基準があったのか、選考委員の方々のご意見を聞きたいですね。。。
> 前生地のお地蔵様の方が、良さそうな気もします。。。
こんばんは。
この手の芸術作品の選考基準は、正直私もよくわからないですね。
ただ、お地蔵様のように明確な目的があって設置されたものではないので、
やはり選考者の感性などが大きいのかなとも思います。
- 2017/06/28(水) 22:16:29 |
- URL |
- カタばみ #-
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はじめましてこんんちは。
おぉ!彫刻の町、宇部ですね。
町中あちこちに彫刻があったり毎年毎年なんか彫刻の賞やってます。
最近は遊び心のある彫刻もあっておもしろいやつもあるんですけど基本的にはよく分からないです。
宇部に住む人達も無関心です(笑)
- 2017/06/29(木) 18:36:46 |
- URL |
- atushi #-
- [ 編集 ]
> はじめましてこんんちは。
>
> おぉ!彫刻の町、宇部ですね。
> 町中あちこちに彫刻があったり毎年毎年なんか彫刻の賞やってます。
> 最近は遊び心のある彫刻もあっておもしろいやつもあるんですけど基本的にはよく分からないです。
> 宇部に住む人達も無関心です(笑)
こんばんは。
街中に彫刻があったとしても、
やはり地元の方々は意識しなくて当然だと思います。
どうしてかと言われると、私自身も
モニュメントを追いかけるまではこういうものを
意識しませんでしたからね。
・・・いまでも芸術性はどれもよくわからないんですけども(笑)
- 2017/06/29(木) 21:52:20 |
- URL |
- カタばみ #-
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