今回は広島県広島市安芸区にある、JR山陽本線瀬野駅のモニュメントを紹介します。この駅はスカイレールというロープウェーみたいなモノレールのみどり口駅との乗換駅となっています。

まずは北口の駐車場入り口付近にある石碑群と松の木?木には意味はあるのかな・・・

石碑の方をアップで見てみましょう。左が「瀬野機関区記念碑」と彫られた比較的新しめの石柱で、右が「第六期運転無事故記念」と書かれたかなり古そうな石碑です。山陽本線の瀬野駅から隣の八本松駅までは”瀬野八”と呼ばれる勾配区間が続くので、貨物列車などは機関車1機で牽引するだけでは上りきれないので、後ろに補機を連結して機関車で押しながら上っていきます。今は補機の連結を広島貨物ターミナルで行っていますが、かつては旅客列車などにも連結していたため、この瀬野駅に機関区があり、ここで連結をしていたようです。つまり左側の石柱はその機関区があったことを示すものと言えるでしょう。そして右側の石碑は「昭和廿九年弐月建立」とありますので、機関区が稼動していた際に無事故だった時期があり、それを記念して設置したものなのでしょうね。

次は南口にある「瀬野史跡案内図」・・・ではなく、このブログではあくまでもメインはその足元にある小さい石碑。「夢街道ルネサンス~歩いて・感じて・伝えたい~」と書かれています。これは中国経済連合会と国土交通省中国地方整備局によって結成された「夢街道ルネサンス推進会議」が、地域活性化のために歴史のある道・街道を選定しているようであり、
公式ホームページも用意されています。ここは先ほどの”瀬野八”の通り、西国街道の難所だったということで選ばれているようです。

最後は南口の横に立地している「瀬野福祉センター」のゲートです。モニュメントというと微妙のところですが、ここの駅前では時計台の役割も兼ねているようで、上部に時計が設置されています。その時計はみみずくの形をしており、ちょっと独特なものになっています。
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- 2017/07/11(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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