さて、今回からは1000回でも目指してみますか。ということで501回目の今回も、せっかく解禁したのでアーバンネットワーク管内から。兵庫県姫路市のJR山陽本線網干駅のモニュメントを紹介します。網干駅は快速・新快速で使用される221系・223系225系のねぐらである網干総合車両所があり、折り返し列車が多数設定されているので、降り立ったことは無くても駅の存在を知っている人は多いハズ。

そんな網干駅の南口には、柵に囲われたところに機関車のような、アントのような車両が保存されています。車番も残っているのですが、「DB2」とのこと。あ、「DB2」といってもIBMのデータベースのことではありませんよ。どうやらこの機関車はかつて網干駅から伸びていた北沢産業網干鉄道のディーゼル機関車であり、この敷地が北沢産業の所有地であることから、ここに保存されているようです。特に説明書きなどはなく、これだけでは何の機関車なのかが良くわからない感じですかね。
北沢産業網干鉄道はもともと東芝(後に西芝電機として独立)の工場への引込み線だった貨物路線を、独立した地方鉄道路線に切り替えたことで誕生した路線とのこと。工場への輸送に加え、浜田港発着の木材輸送列車も運転していたようです。1984年(昭和59年)まで貨物輸送を行っていたようですが、国鉄の貨物合理化により列車がなくなり、1989年(平成元年)に廃線となったようです。ちなみに使用していた機関車はもう1台あり、DB1形というらしいですが、そちらは高砂市内の小児科医院にて個人で保存されており、医院の入口に置かれているようです。
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- 2017/07/30(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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