今回は埼玉県草加市にある、東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の獨協大学前駅のモニュメントを紹介します。この駅はもともと年再生機構の草加松原団地という、かなりの棟数の団地があり、駅名の「松原団地」となっていました。しかし老朽化により団地は建て替えられ、現在は高層マンションや商業施設が設けられたコンフォール松原に変わりました。これに加えて近くにある旧日光街道の草加松原が国指定の名勝地「おくのほそ道の風景地」に指定されたことで、駅名の改称話が立ち上がり、最終的にもともと申し訳程度の副駅名として使用されていた「獨協大学前」が正式な駅名に、「草加松原」が新たな副駅名として決まり、本年4月1日より変更となりました。ちなみに駅名の改称費用は全額獨協大学が出資したらしいです。まぁ、私大にとっては巨大な宣伝効果になりますからね・・・

前置きが長くなりましたが、ここからが本題。この駅の西口ロータリーの向かいの位置に、体育座りをして本を読んでいる少女の銅像が設置されています。作者は地元草加市出身の彫刻家・麦倉忠彦氏であり、タイトルは「日だまり」です。イメージとしては原っぱみたいなところで青空の下、本を読んでいるといったところでしょうか。

設置者は草加ライオンズクラブであり、年月は2000年4月ということなので、まだ草加松原団地があったころになります。
さて、ここに本を読んでいる少女の像が置かれている理由は、おそらく簡単なものでしょう。というのも駅前のこの位置には草加市立中央図書館が設置されているからです。この像はその図書館の真ん前にあるわけですね(バックの建物が図書館です)。駅に図書館が併設されている例は地方の簡易委託駅などでよく見かけますが、駅前に市のメインの図書館があり、本に関する銅像があるというのも、意外と他では見たことがないものですね。
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- 2017/08/04(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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