前回の記事に七尾駅って書いちゃったので、今回は石川県七尾市のJR七尾線七尾駅前のモニュメントを紹介します。

まずは安土桃山時代~江戸時代に活躍した、画家の長谷川等伯の銅像です。長谷川等伯は七尾出身であり、雪舟の弟子である等春の門人として仏画を描いていたようですが、有名になっていた33歳のころに上洛。千利休などと親しくなりいろいろな作品を描いたそうです。最後は徳川家康の要請で江戸へ赴くが、そこで病死してしまったとのこと。等伯は前に信春という名前を使用しており、この像は信春時代に上洛する様をモチーフにしているのだそうです。ちなみにこの銅像の作者は彫刻家の田中太郎氏であり、田中氏は地元七尾出身とのことです。

次は駅前商業施設「パトリア」の前にあるステンレス製のモニュメント。作者やタイトルの記載は一切無く、詳細は不明です。上部は丸、三角形、四角形が微妙な位置で組み合わされており、見る角度によって違う印象を受けます。今回の画像は三角形がわかるような位置から撮影したのですが、意外と場所探しは容易ではありませんでした。そしてその足元の石柱には・・・

・・・2つだけねずみみたいな置物がつけられていました。尻尾からしてリスではないと思うので、たぶんねずみなのでしょうけど・・・なぜねずみ?意図がよくわからん・・・

次は上の「パトリア」の入口から30mくらい西にあるちょっとした広場にある、「星の中の竪琴」というステンレス製のモニュメントです。真ん中の部分で竪琴の弦を、周りのステンレス部分にある穴で星を表現しているのでしょうかね。作者は先述の田中氏と同様に地元出身である、彫刻家・吉田隆氏とのこと。この吉田氏は七尾でかつて名を馳せた彫刻家の吉田一雋(いっせん)氏の末裔とのこと。吉田一雋氏の子孫は隆氏以外にも彫刻の道に進んでいる方が多いようです。

次は上のモニュメントと同じ広場の植え込みにある、”七尾男児尋常高等小学校””七尾市立御祓小学校”と刻まれた石碑です。裏面には「昭和四十七年十一月二十三日 小丸山小学校統合と創立百周年記念」と書かれています。察するにもともとこの場所には表面に書かれた学校があり、その2つが統合してここより西に現存する小丸山小学校が発足したのですが、2つの学校があったことを後世に伝えるべく石碑を設置したのでしょう。同様に学校があったことを示すモニュメントの例は、
小田急狛江駅や
西武秩父駅などにもありましたからね。
ということで
和倉温泉駅から続いて七尾市内のメイン2駅を紹介しましたが、これだけでも結構お腹いっぱいな記事になってきてますね。行ってきたのは七尾だけではないのだが・・・
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- 2017/08/22(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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