七尾線と福井駅を紹介したので、今回は中間にある場所から。石川県白山市にあるJR北陸本線小舞子駅前のモニュメントを紹介します。

まずは金沢方面ホームのある西口駅前から。ここには「小舞子伝説」という小舞子という地名の由来を記した石碑が設置されています。冒頭には漢文が書かれているのですが、書き下しの注釈文がありました。それによれば「広々とした海辺、おだやかな波、松林を通り抜ける風の心地よさ、そのうっとりするような景色が、兵庫県の舞子の浜によく似ていたため、美川の松韻亭の主、餅田半次郎が小舞子と名づけた。」とのこと。なるほど、兵庫の舞子から名前を取ったんですね。そんな景色の場所なので、過去には松尾芭蕉もここを訪れ、「ぬれて行くや 人もおかしき 雨の萩」という句を残しています。ちなみに湖西線の近江舞子駅のところも、兵庫の舞子から名前を取っています。

次は小松方面ホームのある東口駅前ロータリーにある、「母子像 和と光」という白い像です。材質は石膏でしょうか。女性が小さい子を抱きかかえ、男の子につかまれています(なんでか男の子は裸のようですが・・・)。作者は彫刻家の得能節朗氏で、1971年(昭和46年)の湊土地区画整理事業竣工記念で設置されたもののようです。40年以上前のものなんですね。
小さい駅ではありますが、歴史がいろいろとありそうな駅に思えますね。
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- 2017/09/03(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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