長野県の飯山駅、
福島県の新白河駅と紹介してきましたので、今回は間を取って新潟県東蒲原郡阿賀町にある、JR磐越西線鹿瀬駅前のモニュメントを紹介します。

まずは駅舎の前で目立っている、大きな歯車のようなもの。でもこれは歯車ではなく、この駅から1kmほど東にある、磐越西線が阿賀野川をまたぐ”深戸橋梁”の旧橋にかかっていたトラスの一部なのだそうです。隣の説明によればそのトラスは1913年(大正2年)にアメリカから輸入されたものであり、鉄道員岩越線として磐越西線が開通した当初から使用されていました。しかし老朽化が進んでため、1983年(昭和58年)に新しいものに架け替えられることになったのですが、その際に併設で新橋を架けることもせず、列車を長期間運行停止させることもせず、旧橋を川へ落下させて横から新橋を横滑りで差し込むという、「活線横取り工法」という方法を日本で始めて採用して架け替えが行われました。説明の上の銅板に絵がありますが、それが架け替えの際に旧橋を落下させる途中の様を表現したものになっています。なんだかとてつもなく大胆な架け替え工事をやったんだな~と、驚きを隠せませんでした。今も同じ工法での架け替えってやるんですかね?なんかこういう方法でやったら、いろんな人から反対運動を起こされるように思えます。

次は上のモニュメントの右にある石碑なのですが・・・「安・・・」草が生い茂りすぎていて文字が読めません。裏面から見てみてもそちらには文字は無く、十字の形状をしていることしかわかりませんでした。ネットで草が生い茂っていない状態の画像を探したら、書かれている文字は「安全第一」らしい。まぁ、十字で安から始まるっていったら、なんとなく緑十字の安全第一の喚起だって想像は容易にできましたけどね。ただ、やっぱり草が生い茂りすぎて喚起はできていない気がするので、ちょっと周りを整備して欲しいところです。
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- 2017/10/20(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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