最近中部地方や都内、福島県ばかりだったので、ちょっと違う地域のものを記事にしましょうか。今回は宮城県栗原市にある、JR東北本線有壁駅前のモニュメントを紹介します。東北本線は北上していくと石越-油島で一度宮城県から岩手県に入りますが、清水原-有壁で再度宮城県に入り、有壁-一ノ関で再び岩手県に入るという、ちょっと複雑なルートを通っています。

そんな宮城県の飛び地になっている有壁駅は、かつては宿場町があったところになりますが、普通列車のみ停車の無人駅に鳴っています。駅前は小さい広場が整備されていますが、その端のほうに人の胸像が設置されています。まぁ、こういうのがあったら大体地元の名士の像ですよね・・・

土台の説明書きによれば、モデルとなっている佐藤庄助氏は、旧有壁宿本陣(江戸時代に身分の高い人が休息するために設けられた公的な施設)の本陣職を担っていた佐藤家の人物で、県議会議員を経て衆議院議員となり、有壁駅設置に貢献した人物とのこと。有壁駅の開業は1924年(大正13年)ですが、この像は1974年(昭和47年)に駅開業50周年を記念して設置されたもののようです。ちなみに隣の清水原駅は昭和に入ってから設置された駅であることから、この駅開業前は花泉-一ノ関に駅がなかったため、冒頭に記述したような県境またぎの駅配置はありませんでした。しかし駅は無くとも線路は通っていましたし、もともと宿場町があった場所なので、当時の駅設置の要望は結構強かったのでしょうね。だから、駅設置に尽力した像を置くということが実現したのではないでしょうか。
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- 2017/11/12(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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こんばんは☆
おお…有壁☆
ここはわたしの父がまだ学生だった頃、原ノ町午前6時発の青森行き普通列車が、後続の白河発盛岡行き急行「あぶくま」を先に通す為に、15分以上停車した駅です。父はその間を利用して、駅前へ出て、なんでも屋さんで菓子パンと牛乳を買ったそうです…
と言う話を、以前父が一時帰国した際、わたしが運転しながらこの辺りを案内した時に聞きました。その何でも屋は「北海道商店」というのですが、なんとまだ生き残っているのですよね…そんなお話で盛り上がりました☆
しかし、この胸像には気がつきませんでした…駅前ウォッチャーとしては、まだまだ甘いですね…☆
- 2017/11/12(日) 20:20:26 |
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- Michiru #-
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> こんばんは☆
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> おお…有壁☆
> ここはわたしの父がまだ学生だった頃、原ノ町午前6時発の青森行き普通列車が、後続の白河発盛岡行き急行「あぶくま」を先に通す為に、15分以上停車した駅です。父はその間を利用して、駅前へ出て、なんでも屋さんで菓子パンと牛乳を買ったそうです…
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> と言う話を、以前父が一時帰国した際、わたしが運転しながらこの辺りを案内した時に聞きました。その何でも屋は「北海道商店」というのですが、なんとまだ生き残っているのですよね…そんなお話で盛り上がりました☆
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> しかし、この胸像には気がつきませんでした…駅前ウォッチャーとしては、まだまだ甘いですね…☆
こんばんは。
原ノ町発青森行きというのを聞いただけで、随分昔の話だなというのがよくわかります。
早速Googleのストリートビューでお店を確認しましたが、
確かに「北海道屋商店」という酒屋さんがありますね。
メインのお酒は栗原市の地酒の「萩の鶴」のようなので、
なぜ北海道なのかはよくわかりませんが、店主の方が北海道出身とかでしょうか?
ちなみに像は駅舎のすぐ近くにあるものなので、
車での訪問では駅舎ぎりぎりのところまで行かないと気付かないかもしれないです。
まぁ、この手の銅像さんは日常生活ではスルーされるのは普通ですけどね(;^^)
- 2017/11/12(日) 21:42:01 |
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- カタばみ #-
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