今回はちょっと前の
新白河駅の記事と同様に、積み残しがあった場所の残りを紹介。栃木県那須塩原市の、JR東北新幹線・宇都宮線那須塩原駅前のモニュメントを紹介します。以前に
西口のモニュメントを紹介しましたが、東口のモニュメントがまだだったので、新白河と同じ日に再訪問しました。

まずは大きく聳え立つ、「平和の塔」というモニュメントです。4面にそれぞれ異なる文面の短文が書かれており、上部には4面すべてに「ここが地球の真中です」と書かれています。短文も「みどりゆたかな文化都市 黒磯 この地球皆んなで守ろういつまでも」「僕らがこれから地球を守るんだ」「地球はみんなの希望の光」「世界は一つ相乗共生」「世界の平和は日本の平和 皆んなで守ろうこの地球」というような、スローガンみたいな文面になっています。設置者は大原間尋常高等小学校の卒業生とのことですが、この小学校は現在の那須塩原市立大原間小学校であり、記載の名称が使用されていたのは戦前だったようなので、戦争を知っている世代の方が平和を願って設置したものなのでしょう。

次はロータリーの端に設置されている「不迷」というタイトルの、かなり古そうな石碑です。これだけではよくわかりませんが、本分のはじめにサブタイトルのようなものがあり、そこには「東那須野停車場開設記念碑」と書かれており、裏面には設置の日付として、「明治三十七年三月十日」と書かれていました。簡単に言えば、那須塩原駅が旧名・東那須野駅として、1898年(明治31年)に開業したことを記念して設置された石碑ですね。同様の石碑は日本のあちこちにありますが、2つとなりの
野崎駅や
西武東村山駅にも同時期に設置されたかなり古い開設記念の石碑がありましたね。

そんでもって上の石碑の隣に設置されているのが「昭和五十七年六月二十三日」に設置された「新幹線開通記念碑」です。こちらには「昭和五十七年六月二十三日を以って八十三年の歴史をもった東那須野駅名が消え那須塩原駅となる」と書かれている通り、現在の那須塩原という駅名は新幹線開業時につけられた名前なのですが、何時の間にやら所在地の市の名前にまで発展してしまいました。地名というのはいろいろと変わると言いますが・・・ねぇ・・・
ちなみに前の記事で紹介した西口の「さわやかなみどり」の銅像は撤去されてしまっていました。他は一応現存を確認しています。
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- 2017/11/21(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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