今回は福井県越前市(旧・武生市)の中心である、JR北陸本線武生駅前のモニュメントを紹介します。この駅の横にあるアルプラザをはさんだ反対側に、福井鉄道の越前武生駅があります。

まずは噴水のところに設置されているモニュメントです。ステンレス製の棒とガラス板で、樹氷のように造られていますが、タイトルも「生命(いのち)の樹」となっています。説明によれば、このモニュメントは”らせんを描きながら空たかく飛躍する塔”で”過去から未来へ向けて武生の文化の発信”を、”越前打刃物をイメージしたガラス部分”は”生命の誕生と成長の過程”を表現しているとのことです。芸術性と地域的なネタを上手い具合に融合して作られたモニュメントですね。ちなみに夜間は水中照明のよってライトアップされる仕様になっているようです。

次はどこの駅前にもある市街地の案内図なのですが、ここのものはちょっと特殊です。というのも、地図の周りの枠部分を、地元で製造されている越前瓦で造られているのです。瓦の一枚にしっかりと「武生越前瓦」の文字が刻まれていました。瓦の産地としては、以前三州瓦の産地である愛知県高浜市の
名鉄三河線高浜港駅の記事でも、駅前にあった瓦のモニュメントを紹介しましたね。地元の工芸品でモニュメントを造るのは、地域振興の王道と言えるでしょうか。
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- 2017/12/03(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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