む、今回で550回目か・・・。今回は栃木県下野市にある、JR宇都宮線(東北本線)小金井駅前のモニュメントを紹介します。行先で駅名だけは知っている人も多いところですが、実際に何があるか知っている人はそれほどでもないでしょう。

小金井駅は東西両方にロータリーが整備されています。まずは西口ロータリーの内部にあるこれ。蒸気機関車の動輪ですが、他の駅にあるものとは異なり、車輪の片側だけが保存されています。説明によれば、これは詳細な拠出元の車両までの記載はありませんでしたが、C57形蒸気機関車のもののようです。C57形の動輪は、
JR米子駅や
JR会津若松駅にもあるほか、会津若松では現役のC57形蒸気機関車を快速「ばんえつ物語」で見ることができます。ちなみにこの動輪は1979年(昭和54年)1月に。新幹線通過による駅前広場の整備が完了したために、当時の自治体である国分寺町が設置したものとのこと。下野国分寺がここの近くにあるので国分寺町だったのですが、中央線の武蔵小金井(小金井市)も隣が国分寺(国分寺市)・・・”小金井”と”国分寺”って何か関係あるのかしら?

次は上の動輪とは歩行者用通路を挟んだ向かいにある、「平和の礎」という石碑です。設置年としては「平成十年秋」とありますが、石碑自体は「昭和二十年七月二十八日小金井駅戦災」に関するもののようです。戦災についての記述は後ろにありましたが、先述の日時にこの駅で上野行きの列車が米軍の銃撃を受けて多数の死者が出て、さらにその遺骨を迎える人々が集まったところで再度銃撃を受け、二重に死傷者が出てしまったということのようです。この石碑はその戦災で犠牲になられた方々の冥福を祈るべく、当時の国分寺町が設置したものとのこと。戦災関連のモニュメントは
JR成東駅や
JR岩国駅にもありましたが、近年戦争経験者の方々が高齢で亡くなられていることを考えると、こういう石碑で戦争についての出来事を継承していく必要があるのかなとも思いますね。

次は東口ロータリーの内部にある、「東方の門」というブロンズ像です。手に持っているのは土器か何かでしょうか?詳細の説明などは一切無く、タイトルの由来もモデルもよくわかりません。「東方の門」といえば、島崎藤村が亡くなる前に書きかけていた作品の名前です。また、中国の蘇州に最近できた巨大ビルの名前が「東方之門」です、まぁ、どちらも関係ないと思いますけど。詳細わかる方、いらっしゃいます?
ということで50回区切りの節目を迎えましたので、次回はまとめ記事を書きます。
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- 2018/01/19(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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