
たまには近場も紹介せんとな。ということで今回は、神奈川県横浜市神奈川区にある、京急本線神奈川駅前のモニュメントを紹介します。神奈川駅は県名を名乗っているほどの駅なのですが、横浜駅まで徒歩数分ということもあり、利用者はあまり多くありません。以前は大師線の港町駅が京急で最も利用者が少ない駅だったのですが、マンションや商業施設の開発が進んだ結果利用者が増え、現在はこの神奈川駅が京急で最も利用者が少ない駅となっています。県名を名乗っているのに・・・

ここの駅前には、2つ隣の
神奈川新町駅の前にもあった、「神奈川宿歴史の道」という屏風みたいな形のガイドパネルが設置されています。一見すると神奈川新町のものと同じように見えますが、よく見ると本文が神奈川駅周辺についての記述であったり、上部の風景画が若干アップになっていたりと、細部の違いが見られます。
説明によれば、神奈川が有名になったのは1854年(安政元年)の神奈川条約締結がはじまりであり、以降近隣の寺が各国の領事館として利用されていたようです。また、神奈川停車場はもともと東海道本線の鉄道開通後(1872年(明治5年))すぐに設置されたものであり、ここよりも南側に設置されていたとのこと。加えて近隣には東急東横線にも神奈川駅が1926年(大正15年)に設置されましたが、どちらも横浜駅に近いという理由で、前者は1928年(昭和3年)、後者は1950年(昭和25年)に廃止。結果1905年(明治38年)に開業した京急の駅だけが神奈川の名前で残るようになりました。県の名前になっている場所ですが、なんというか横浜が有名になりすぎた影響をモロに受けちゃったんでしょうね・・・そんな気がします。
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- 2018/02/02(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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> おはようございます。
> 歴史が書き綴られているのは
> 見応えありますね。
> いろいろ知らなかったことの発見できるのは
> 刺激的ですね。
こんばんは。
近場であってもなかなか知ることのない歴史もありますので、
そういうのを学ぶのにはもってこいのものですね。
- 2018/02/04(日) 22:13:31 |
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