
今回は山口県下関市にある、JR山陰本線綾羅木駅前のモニュメントを紹介します。この駅の近くには海水浴場や遺跡(綾羅木郷遺跡)があるようです。

モニュメントは駅前の小さなロータリーの内部にあります。1つ目は上の画像の「ふるさと弥生の土笛」というもの。「もののけ姫」に出てくる「こだま」ではありません。名前の通りなのですが、弥生時代に作られた土笛を模して作られたモニュメントで、1986年(昭和61年)に地元の有限会社安成建設から贈呈されたもののようです。土笛については
こちらのページに詳細が書かれていましたが、1966年(昭和41年)に日本で初めて出土したのが、この近くの綾羅木郷遺跡だったそうです。ちなみにこの丸っこくて穴の開いた土笛は「陶けん」と呼ばれ、西日本の日本海側各地の遺跡から70点ほど出土しているようです。

次は土笛の隣にある、「たくましい馬関っ子 ふるさとの碑」という石碑です。設置年月日は1985年(昭和60年)3月20日で、平尾光司氏と松下展人氏から寄贈されたものであり、表の字は当時の下関市長・泉田芳次氏が書いたものだそうです。松下氏はよくわからなかったのですが、平尾氏は
天白ひらこしの前社長で、下関唐戸魚市場仲卸人組合(現・下関唐戸魚市場仲卸協同組合)の元組合長であった方と思われます。ちなみに「馬関」というのは下関の別の呼び方のようで、もともと「赤間関」(あかまがせき)と呼ばれていたものが、「赤馬関」とかかれる湯尾になり、赤が取れて「馬関」(ばかん)になったのだとか。
・・・”ばかん”と聞いたら木久扇師匠しか頭に浮かばなくなってくる・・・
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- 2018/02/09(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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