ふと訪問していたことを思い出した駅がありまして、今回はそこのモニュメントを紹介します。紹介するのは愛知県知多郡阿久比町にある、名鉄河和線坂部駅前のモニュメントです。この駅は1931年(昭和6年)に路線が知多鉄道として太田川-成岩開業時に設置されたものであり、その時点では阿久比駅がなかったので長らく阿久比町の玄関として利用されてきました、しかし1983年(昭和58年)に阿久比駅が開業すると急行停車がそちらに変更となったため、ここは普通列車のみ停車する駅となり、現在は河和線の中で
上ゲ駅に次いで利用者が少ない無人駅となってしまっています。

そんな坂部駅も、もともと町の玄関として機能していたためか、近隣の普通列車のみ停車の無人駅とは異なり、駅前にロータリーが整備されています。他の駅は駅前が路地だったりしますからね。ロータリー内部には石碑が一つ設置されているのですが、大きく「英」と書かれています。それだけではなんだかよくわかりませんが、その下の記述によればこれは「阿久比坂部駅西土地区画整理事業竣工記念」の石碑だそうです。なんだ、よくあるロータリー整備の記念碑じゃないですが。じゃあ設置は町の玄関として機能していた1983年より前・・・では無いんですね。竣工は今から20年前の1998年(平成10年)、着工はその7年前の1991年(平成3年)とのことなので、着工時点ではすでに普通のみの停車になっています。停車する列車が少なくなっていながらも駅前の整備はちゃんとやっているというのは、やはりこの駅が重要な役割を担っているということなのでしょうか?他の普通のみの駅より随分優遇されているなぁと思ってしまいますね。
スポンサーサイト
- 2018/03/16(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0