流石に夏の暑さに強いワシも厳しくなってきたのう・・・ということで今回は涼しげなイメージが浮かぶ、秋田県横手市のJR奥羽本線・北上線横手駅前のモニュメントを紹介します。まぁ、訪問したのは2年前の8月で、そのときは暑かったけども(笑)

まずは・・・撮影失敗したっぽいこの像から。タイトルは「かまくら」であり、1979年(昭和54年)に設置されたもののようです。作者は山東正道とサインが書かれているように見えるのですが、東の字が繁体字みたいになっていることや、その名前で検索しても何も出てこないことを考えると、東じゃないかもしれません・・・。んで、何が失敗なのかというと、背景に映っている白い壁を無視して撮影してしまったことです。この像を正面から後ろの白い壁がすべて映るように撮影すると、かまくらの中に子供がいるように撮影できるのです。あぁ、気がつかなかった(泣)

ちなみに駅前にはかまくらが上に乗っかっているポストも設置されています。今までも何度か取り上げてきたご当地ポストの一種であり、同じ秋田県内では
秋田駅のものを紹介しましたね。横手の「かまくら」についてちょこっと説明すると、もともとは水神様をまつる小正月の伝統行事であったようです。現在は毎年2月に開催される「横手の雪まつり」では市内に約100基のかまくらが作られ、中で甘酒やおもちなどが振舞われるようです。

次は7年前の橋上駅舎化により開設された西口にある、「明日の四季」という銅版を彫って作成された壁画です。もともとは1978年(昭和53年)の前の駅舎の改装オープンを記念して駅舎外壁に設置されたものであり、橋上駅舎化の際にここに移設されたそうです。作者は国画会会員の峯田敏郎氏であり、3人の女性は横手の特産でありブドウ、リンゴ、バラを持ち、背景には横手を髣髴させるかまくらや城、やかた舟、ばら園などが書かれているようです。駅の再整備によりなくなるモニュメントも少なくありませんが、このようにきちんと移設していただけるのは、ありがたいものです。
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- 2018/07/24(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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