今回の目玉。

2019年4月1日を以って廃線となる、JR石勝線の夕張支線(新夕張-夕張)に乗車してきました。最後の夏(お盆休み)ということもあり、単行のキハ40の車内はほとんどの座席が埋まるほどの乗車率となっていました。それに加え、終点の夕張駅ではJRの職員や地元の方々が、特産品や鉄道グッズを露店販売するなども見られ、結構にぎわっていました。ということで今回は、
駅ノートに書いた宣言どおり、夕張支線の終点で夕張市中心部にある夕張駅前のモニュメントを紹介します。

紹介するものは、駅舎から見たらロータリー・駅前道路を挟んだ斜め向かいの、鳩ノ巣山の麓の位置にあります。ここには2種類の石碑が設置されており、1つが地平の位置に、もう1つがフロアを0.5階分くらい登った高さのところにあります。1つ目に紹介するのは地平の位置にある「馬頭観世音」です。馬頭観音・馬頭観世音は馬を供養するために設置されるもので、日本国内であればいたるところに設置されています。過去にも
西武白糸台駅の記事で紹介しましたね。ちなみにこれがあるということは、この場所が馬を移動手段にしようする時代から人の営みがあった地区であるという証拠にもなると思います。そう考えると廃線になってしまいますが、やはりここは昔から人が住んでいた夕張の中心部なんだなと、改めて実感することができます。

次は少し高いところにある石碑。途中に登る道も特に無く、ズームで撮影したので細かい文字の判読ができませんが、「細田彌太郎君之碑」と書かれているのがわかります。「細田彌太郎」という人物についての詳細情報は特になかったのですが、それ以外に判読できるものとして、「陸軍少将 谷實天 書」の文字と、「死」「兵」とあるので、おそらく戦前にこの地区から出兵して戦死された方を、弔い称える石碑なのではないかと推測されます。

ちなみに撮影した立ち位置から駅舎を撮影するとこんな感じ。道路の向かいに石碑があるのですが、雨天の夕方ということもあり、この明るさが限界でした。これくらいの距離が駅前・・・いや、駅前ですよ。これが駅前じゃなきゃ、
金沢とか
岩見沢とか、もっと駅前が広いところだどうなる!決してこじつけで駅前モニュメントにしているわけではありません(冷や汗)
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- 2018/08/26(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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