前回の記事で夕張駅前のモニュメントを紹介しましたが、そこを出したので今回はJR石勝線本線と夕張支線の分岐駅である、新夕張駅前のモニュメントを紹介します。ちなみに石勝線の本線はここから新得駅までは特急列車のみの運転となるため、私が使用していた「北海道&東日本パス」や「青春18きっぷ」などの特急を利用できない乗車券でも、この区間のみの相互発着であれば特急の自由席に乗車ができます。まぁ私は・・・座れなくてデッキに立って乗りましたけど。

まずは駅舎を出て向かいに設置されている、「紅葉山」の駅名標です。もともと新夕張駅は北海道炭礦鉄道時代に追分-夕張が開業した時から設置されている駅であり、当時は「紅葉山」という駅名で開業しました。その後国鉄になり、1981年(昭和56年)に石勝線が開通した際に駅名を「新夕張」に変更し、新夕張-夕張が石勝線の支線となったのです。ということはこの駅名標は石勝線開業前のもの・・・の割にはフォントは「創英角ポップ体」かい?Wikipediaを見る限りでは、以前は古い駅名標があったようですが、老朽化してしまったのか、取り替えられたみたいですね。しかし・・・創英角ポップ体はないだろ・・・せめてJR東海のように国鉄フォントで作ってくれれば・・・これじゃ「まいばすけっと」の「ま」と同じ字じゃんか・・・

次は「慰霊の碑」と書かれた赤い石の石碑です。題字の筆者である佐藤能章氏は、日本鉄道建設公団に在職していた方のようです。裏面に「石勝線千歳空港新得間建設殉職者」と書かれている通り、現在の石勝線の本線である南千歳(旧・千歳空港)-追分-新得の建設工事を行った際に殉職された方々を弔う目的で設置されています。山の中を突っ切っている路線ですからね、難工事だったため殉職された方も多かったのでしょう。今では特急や高速貨物が多く通過する北海道の主要路線であり、多くの人間が恩恵を受けていると思いますが、その影にはこういう亡くなられた方を弔う気持ちを持つのも大切なことでしょう。

次は駅舎のある高台から階段を降りた道路沿い・公衆トイレ付近に設置されている「もみじの里」と書かれた石碑です。説明には「紅葉山開基110年を記念してもみじを次の方々の賛同により植樹しました」と書かれています。え、もみじの木なんてあったの?気づかなかった・・・。これから数ヶ月すると紅葉の季節になりますが、ここの木の葉も紅く色づくんでしょうかね。
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- 2018/08/28(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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多くの方が命がけで建設に携わったんですよねぇ。先人の苦労を台無しにしないよう、しっかり利用して金を落とさないと・・・。
- 2018/08/30(木) 00:16:25 |
- URL |
- wra #9MBBB9Tg
- [ 編集 ]
> 多くの方が命がけで建設に携わったんですよねぇ。先人の苦労を台無しにしないよう、しっかり利用して金を落とさないと・・・。
こんばんは。
トンネル工事の災害は昔からありますので、
トンネルを通過する際には感謝するようにしないと、ですね。
- 2018/08/30(木) 22:12:01 |
- URL |
- カタばみ #-
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