今回は山口県下関市にある、JR山陰本線梶栗郷台地駅前のモニュメントを紹介します。隣の
綾羅木駅とは1kmほどしか離れていませんが、このあたりの宅地開発が進んだことにより、2008年(平成20年)に設置されたばかりの新しい駅です。

まずは小さなロータリーの中に設置されているこちらのモニュメント。綾羅木駅にもありました弥生時代の「土笛」を模して作られたものであることは、ひと目見ればわかるのですが、なぜかパカッと割れたような形になっています。タイトルは「響き」であり、この辺りから海(響灘)が望めることから名前がついているようです。ちなみに設置されたのは2008年(平成20年)3月15日であり、これは梶栗郷台地駅の開業日と同じです。そういえば綾羅木駅の看板には綾羅木郷遺跡が近いことをPRしていましたが、この駅が開業してからは最寄はこちらになってしまっているんですよね。なんてったって、駅の隣がもう遺跡ですから(笑)

そしてロータリーの隅っこには「梶栗郷台地駅竣工記念碑」が設置されていました。表面には新駅建設期成同盟会安岡地区連絡協議会に参加していたと思われる自治会の名前が、裏面には寄付をしたと思われる人名や会社名などが記されていました。この手の石碑は日本全国あちこちに設置されているものですが、この駅は開業が最近ということもあり、裏面の会社名のところに「イオン」「セブンイレブン」「ジョイフル」とか書かれているのでちょっと新鮮味がありますね。古い駅だと最近聞かれなくなったような名前の人名ばかりですからねぇ・・・

次はロータリーの横に流れる川にかかっている「弥生橋」という橋なのですが、こちらも遺跡の最寄ということもあり、橋柱が埴輪になっています。埴輪は2種類あり、それぞれ橋の南北ともに向って左側が小瓶を手に持った人の埴輪、右側が鎧を着た人の埴輪となっています。ちなみに小瓶を持った人の埴輪は、駅よりの方のものの小瓶上部が欠けてしまっています。この埴輪もやっぱり本物の弥生土器と同様に素焼きの焼き物なんでしょうか?もしそうなら壊れやすいのかもしれませんね・・・
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- 2018/10/23(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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| コメント:2
> 橋のところの埴輪…
> 珍しいなと思いました♪
>
> 夜遅く ぼんやり通ってると
> ちょっとびっくりしてしまうかも…(^^ゞ
こんばんは。
確かに人型の埴輪なので、
夜に見るとちょっとビビりそうですね。
暗いところで誰かの視線を感じる・・・みたいな(笑)
- 2018/10/24(水) 22:25:50 |
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